義母と同居を始めてから認知症の悪化が加速してきた

今年83歳になる義母は、もともと義父が他界してから一人暮らしを続けていました。

 

79歳の時に庭の階段の段差でつまづいてしまい骨折をして入院してからは、すこし認知症の症状が出てきてしまい、また足腰も急に弱ってきたので一人暮らしは無理ということで長男である夫が義母を引き取って私が介護をしていくことになりました。

 

義母は、当時は認知症はそれほどひどくはなく、いわゆるまだらボケ程度でしたのでそれほど深刻には考えていませんでした。

 

足腰も弱ってはいるものの、ゆっくりなら買い物にも一人でバスなどを使いながら出かけることができる状態でしたので、まだ十分に自立できる状態でした。

 

ですが同居を始めてからは、私たち夫婦に全面的に頼ることが多くなったため一気に認知症の悪化が加速してきたようでした。

 

まず、お風呂に入るのを極端に嫌がるようになり以前は最低でも一日おきに入浴していたのですが、ここ1年から2年ぐらいの間は私や夫がお風呂に一生懸命誘うようにしても、それでも1週間に一度入浴すれば良いほうです。

 

ですから夏場などは特に不潔になりがちで困っています。

 

確かに高齢になると体温調節もうまくいかないということもあり気温が30度を超える夏日であってもあまり汗はかかないようです。

 

なので体が汗でベタベタするということがないので、ますますお風呂に入るきっかけが失われてしまっています。

 

最近ではお風呂には2週間から3週間に一度でも良いと諦めるようにしています。

 

あまりしつこく誘うと大声をあげて怒鳴るようになってしまったので精神的なストレスを与えることで認知症の悪化を懸念したので、下着だけは2日に一度は交換してもらうようにハードルを下げています。

 

下着の新しいものを本人に手渡して着替えるように促すと、なんとか履き替えてくれることが多いようです。

 

今の所はそれで騙し騙しやって行こうと思っています。

 

あと介護で大変なのは、食事です。

 

そもそも食事をしたことを忘れてしまうので食べ過ぎて下痢を起こすことが多いのです。

 

食事をしっかりしても1時間もしないうちに忘れてしまうので、こちらが気づかないうちに冷蔵庫の残り物や果物やお菓子類などをどんどん食べてしまうのです。

 

最近はキッチンに入れないように鍵をかけることを検討していますがキッチンへのドアが開かなくなったらパニックになるのではと、いまひとつ踏み切れずにいます。

 

ですが食べすぎて下痢をするとトイレに間に合わないことが多いらしく、下着を汚してしまうようです。

 

そうすると私たちに汚れた下着をみられたくなくて部屋のあらゆるところに隠すようになってしまいました。

 

義母の部屋に入ると独特の臭いがするのですぐにわかります。

 

でも本人は絶対にそれを認めようとしないので義母がデイケアに出かけているスキにベッドの下やマットレスの間、タンスの中を一斉捜索しています。

 

羞恥心というのは認知症になっても最後まで残るのでこれは本当に難しい問題だと感じています。

 

下痢を起こさせないためにも食べ過ぎをいかにコントロールするかがこれからの課題です。

 

義母の認知症は、非常に緩やかではありますが確実に進行していることが手に取るようにわかります。

 

今の段階では夜に徘徊したりすることはありませんが今後はどのように症状が変化していくか想像することはできません。

 

でも近いうちにある程度の認知症の症状の悪化が実感できる時がくると思うので今のうちからある程度覚悟を決めています。

 

今の介護は食事を作って一緒に食事を取り、入浴の介助などもしながら必要なサポートをしている段階です。

 

もしもこれから介護がより一層本格化した時には、公的なサポートサービスを利用しながら無理をしすぎずに介護をしていこうと思っています。

 

 

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