親がそれなりに高齢になると、体の機能などの衰えなどにより、体が不自由になることもあります。
日常生活がある程度送れるような状況ならば、様子を見たり、少し実家で手伝う程度でも対応することができますが、認知症などの症状が出てしまった場合には、しっかりと介護をする必要がでてきます。
ですが、介護に関しては、仕事や家庭の事情などにより、なかなか難しい問題であるともいえます。
また、家族全体で認知症の方のサポートをしていくことが重要です。
一人だけ負担が大きくなるような介護の仕方では、後々、家族間でトラブルになることもありますし、認知症の症状によっては、介護施設に入居することも考える必要があります。
また、仕事などで昼間はどうしても自宅で介護が出来ない状況ということも考えられます。
その場合には、ホームヘルパーを頼んでみるなど、生活、そして仕事の状況によってきちんと介護ができるように、いろいろと自分なりに調べて利用できるもの、また、自分で対処できるもの、また、家族で協力して一人一人の負担を軽減していくことも考えていきましょう。
長期的に、介護をすることになる場合も想定して、家族内でもしっかりと役割分担は、状況に応じての対応を話し合っておくことも大切です。
できれば、親が認知症になる前から、親も含めていろいろと話し合いをしておくといいでしょう。
何も、相談もせずにいきなり認知症の症状が出てしまった場合には、かなりあせってしまい、介護の分担などを悠長に決めている状態ではなくなるかもしれません。
また、介護の場合には、それなりに疲労、ストレスなども溜まりやすくなります。
そのため、ちょっとしたことで、家族間でトラブルとなることもあります。
そのような状況にならないためにも、事前にしっかりと話し合いをしておくということはとても重要です。
親に対しては自分を育ててくれた恩もあり、できればしっかりとした介護をしてあげたいと考える方もいるでしょう。
しかし、現実には、仕事、私生活などにおいてもしっかりと成り立たせる必要があり、また、親の介護をおろそかにすることもできないという状況に追い込まれてしまうと、精神的にもあまり余裕がある状況とはいえず、かなり疲弊してしまうこともあります。
精神的にも不安定な状況になり、介護疲れで介護している側が体調を崩してしまうということにもなりかねません。
介護をするということは、かなり大変であること、そしてしっかりと家族でサポートしあえる生活環境をきちんと整えておくことが大切です。
認知症はその症状によりますが、悪化してしまうと介護をする側の負担はかなりのものとなります。
そのため、状況を見極めながら、自宅介護を続けるか、また、介護施設に入居するべきかをしっかりと判断していくことも重要です。
親の介護のため、全員で協力しあい支えあうことが大切です。