認知症の患者さんにオススメのレクリエーション

日本は高齢化が進んでいます。

 

高齢化が進むにつれ、認知症を患っている方の人数も増加しています。

 

認知症は症状が改善することは難しく、治療薬もまだありません。

 

しかし、予防することは可能で、今以上に症状が進行することを防ぎ、維持することはできます。

 

では、認知症を予防、症状の進行の予防、現状を維持するためにどのようなレクリエーションを行っていけばよいのか紹介します。

 

病院やデイサービスでレクリエーションを企画するときの参考にしてくださいね。

 

 

① 風船バレーボール

通常、バレーボールを行う際にはボールを使用しますが、かたいので認知症の方には危険が伴う可能性があります。

 

そのため、ボールの代わりに風船を用いてバレーボールを行う、誰でも楽しむことのできるゲームです。

 

あまり頭を使わないため、認知症の方でも楽しんで参加することができます。

 

また、適度な運動にもなりますし、車椅子に座っている方も参加できるので、皆さん楽しむことができるのではないでしょうか。

 

1つの風船でバレーボールを行うことに慣れたら、風船の数を増やしてみましょう。

 

1つの風船だとなかなか自分の順番が回ってこなくてつまらないかもしれませんが、風船の数が増えると「次はどこを狙ってボールを打とうか」と考えることにつながります。

 

また、風船バレーを行いながら、同時にしりとりを行うこともオススメです。

 

手を動かしながら頭を使うことで、通常の風船バレーよりも効果が期待できます。

 

② サイコロボーリング

中身の入っていないペットボトルをボーリングのピンに見立て、少し大きめのボールを転がしてボーリングのようにペットボトルを倒します。

 

しかし、ただ倒すだけでは頭の体操になりません。

 

さいころを1~2個用意し、順番の人はまずサイコロをふります。

 

そして、出た目を合計し、その数だけピンを狙って倒すのです。

 

計算の際に頭を使いますし、ボールを転がす際に少しですが運動にもなります。

 

③ 俳句

認知症の方だけでなく、高齢の方は新しいゲームや新しいルールについていくことは非常に難しいです。

 

ですが、俳句であればだれでもルールを知っていますので、みんなで楽しむことができます。

 

季語の指定やテーマを指定しておくといいかもしれません。

 

しかし、季語やテーマを指定する際、最初に伝えるだけであると忘れてしまう可能性が高いため、あらかじめ紙やホワイトボードなどに書いておきましょう。

 

全員が書き終わったら、一人ずつ発表してもらうと全員で楽しむことができるのではないでしょうか。

 

俳句だけでなく短歌でもいいかもしれません。

 

④ 料理当てクイズ

材料を一つずつ公開し、その材料で最終的にどのような料理になるかを当ててもらうというゲームです。

 

女性の患者さんだと昔料理をしていたという方が多いので、昔話や得意だった料理、旦那さんがおいしいと言ってくれた料理などを聞きながら行うことで、患者さん全員で盛り上がることができるかもしれません。

 

 

義母と同居を始めてから認知症の悪化が加速してきた

 

 

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