40代頃から出てくる親の介護問題

今日本は超高齢社会と呼ばれる程に高齢者人口の比率が高い国となっています。

 

そしてとても国民の平均寿命が高い国でもあります。

 

そのような中40代ぐらいになると、親が高齢者と呼ばれる年代に突入する人は多いと思います。

 

そして高齢者にとって切り離せないのが介護問題です。

 

高齢になり転倒して骨折をした事がきっかけになったり、認知症や脳梗塞、癌等様々な病気から介護が必要となる事もあります。

 

40代ぐらいの人は働き盛りの年代とも言われ、親の介護が負担になる人もとても多くいます。

 

認知症の親の介護の場合は、徘徊や問題行動等、目を離すと危険な場合も多く仕事に行くことが難しくなり退職を余儀なくされる人もいます。

 

寝たきりの親の場合も、褥瘡の予防の為に2時間毎に体の向きを変えてあげる体位交換が必要であったり、都度のオムツ交換や食事の介助等とても手間が掛かるのが介護の実状です。

 

そして親の介護の1番の問題とも言えるのが、介護で手が離せない為に退職を余儀なくされ収入が無くなってしまう事です。

 

収入がなくなると生活がとても不安定になりますし、介護のサービスを利用する事も難しくなります。

 

親が存命のうちは親の年金でなんとか生活をしながら介護を行うという人も多いようです。

 

ただ、このような場合は親が亡くなった後は収入がゼロになってしまいます。

 

そして40代、50代になってからの再就職はとても難しく一気に生活が困難になるというパターンも多く聞かれます。

 

このような状況に陥らない為には回りに助けを求める事がとても大切です。

 

介護サービス等をあまり利用せずに自身で一生懸命に介護を行う人ほどこういった問題に直面する事が多いようです。

 

現在の日本の介護サービスは様々な種類があり充実しています。

 

在宅で介護をする場合にもホームヘルパー等在宅のサービスもあり、身体介護から生活援助まで様々なサポートをしてもらえます。

 

デイサービス等も自身が仕事に行っている間に利用すれば、デイサービスで入浴や昼食を済ませて帰ってくる事もできて安心して仕事に向かう事ができると思います。

また、デイサービスやデイケアではリハビリを行う事も可能で、自宅にこもっているよりも親としても有意義に楽しい時間を過ごせたりもします。

 

出張等の際にはショートステイという短期の泊まりのサービス等も利用できます。

 

介護の負担があまりにも大きく自宅での介護が困難な場合には施設への入所の検討も必要であると思います。

 

このように様々な介護サービスを上手に利用する事で、仕事を続けながら負担を減らして介護をしていく事も可能となっています。

 

サービスの種類や利用の手続き等は分からない人がほとんどだと思います。

 

親の通っている病院や自治体等に相談してケアマネジャーを紹介してもらうと良いでしょう。

 

ケアマネジャーは介護の専門的知識を持っており、一人一人に必要と思われるサービスを介護者と相談しながら提案してくれます。

 

介護で困難に直面した場合は、ためらわずに回りに相談するようにしましょう。

 

 

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