65歳以上あるいは国が指定する特定疾病患者で40歳以上の場合などにあっては、介護保険の利用が可能になっています。
このとき、その介護施設の選び方についてしっかりと知っておかなければ、いざというときに右往左往する元です。
したがって、介護施設の種類とその特徴をおおざっぱでも構わないので、あらかじめ知っておくことの重要性は存在します。
そもそも公的介護保険制度は、非常に多くの変遷を経てきた公的福祉事業です。
公的とは言っても民間にも門戸を広げている部分は多く、半官半民のようなイメージを持つ人も少なくありません。
利用に際して今まで自立して生活をしてきたのに、急病などにより自分本人や家族が在宅で介護を受けながら生活を送ることが出来なくなったりしたときに、施設サービスの利用を考えていくようになります。
また家族が認知症患者になったときの在宅介護は非常に大変だとよく知られているところです。
その場合、在宅での対応を諦めて施設にて対応が出来るところはないか、こうした視点で探すことが出来るようになっておくことはいざというときに役立ちます。
ではこうした介護施設の選び方について、相談が出来る窓口がないかどうかですが、一般的には最寄りの地方公共団体すなわち役所になります。
ただ、役所の場合には具体的な話しでないとなかなか動いてはくれません。
これからすぐにでも要介護認定を受けたいなどのような具体性が求められるわけです。
では具体性はないけれども、いざというときに相談が出来る場所がないかどうかですが、まずはかかりつけ医がいる場合にはそのかかりつけ医に相談をしてみるのも有効な手となります。
かかりつけ医は今までの病状をよく知っています。
その病状に応じて介護サービスを受けた方が良いかどうか程度の判断はしてもらえる可能性が出て来ます。
日常生活で困っていることなどを伝えることで、介護保険サービスについても相談をしてみる価値はあります。