認知症で怒りっぽくなることもあります

現代は高齢化社会になっており、80代、90代まで長生きをする人が増えていますが、脳の血流が悪くなったり、脳梗塞などの持病がある人は認知症に罹る人が増えています。

 

認知症は少し症状が進んでくると、以前は穏やかな性格だった人が急に怒るなどの変化が見られる場合があります。

 

日常生活をしていると健康な人でも怒りを感じることはありますが、理性があるためほとんどの場合は抑えることができます。

 

認知症に罹ると脳の一部の血流が悪くなったり、病変が起こって萎縮がしやすくなるので、些細なことでも怒りっぽくなり、性格が変わったと感じる人も少なくありません。

 

健康な時とは違い、脳の機能が低下しているので会話をしていてもうまく理解できない場合があるため、不安感や緊張などが原因で怒りや暴言につながる場合があります。

 

家族が怒っていたり、暴言を吐いている時は、すぐに対処をしようとはせずに少し離れて距離を置くと良いでしょう。

 

普段からお世話をしている配偶者や、お子様に怒りが向けられることが多いので対応に困られている場合は、他の家族に介護を変わってもらったり、それが難しい場合は介護スタッフなどに依頼することも大事です。

 

認知症の症状は人によって多少の違いがありますが、以前に比べると怒りっぽくなったと感じている人がほとんどです。

 

症状が進行すると、暴言や暴力につながる場合もあるので、早めに専門の病院やクリニックの医師にアドバイスを受けることが大事です。

 

現代は医療の技術が向上しているため、優れた内服薬が開発されており、服用をすることで病気の進行を遅らせることが可能になっています。

 

普段の生活では、着替えや入浴、食事の介助をする時は、優しく声かけをしてから行うようにすると病気の人も不安感や恐怖を感じにくくなるので、怒りを抑えることができます。

 

認知症は現代の医学では、完治をするのは難しい病気ですが、介護をしている人は一人で悩みを抱え込まず、信頼できる医師や介護スタッフにアドバイスを受けることも大事です。

 

介護をしている人も疲れていると、イライラしてきつい言葉を掛けてしまうこともありますが、なるべく優しく接してあげる努力が必要です。

 

普段の生活では、積極的に治療に通って同年代の人と交流を持たせて孤独感を感じさせないことも大事です。

 

内服薬は飲み忘れがないようにきちんと服用させてあげて下さい。

 

脳梗塞や脳卒中が原因で起こる脳血管性認知症

 

 

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