要介護になった時に老人ホームに入居する場合にどんなことに注意して決めたらいいのでしょうか?
まず最初にパンフレットを見る方が多いと思いますが、パンフレットだけ見て決めないという事がとても大切です。
パンフレットに書いてあることが真実なのかは、自分の目で確かめましょう。
不安に思ったりわからないことは、あやふやなままにせずしっかりと質問して解決しましょう。
入居を決める前には必ず見学や体験入居をして決めましょう。
職員の質や人数を確認しましょう。
職員の人数が少ないと適切なサービスが受けられない場合があります。
それだけでなく、介護付き有料老人ホームは3人の要介護者に対し1人以上の介護または看護の職員を配置することが義務付られているのです。
人数が足りない場合、義務が守られていないという事だけではすみません。
介護は24時間です。
24時間に1人いればいいという事ではないのです。24時間一人がずっと働くという事はできません。
要介護者3名に対して常に最低でも1名の職員が必要なのです。
人手を多く必要とする時間に人数が増えるか、最低の人数は配置されているのかを確認することが大切です。
人手が足りないということは寝かせたままにする、トイレに行けるのにトイレに行かせずに必要ないのにオムツにするなどという問題点も考えられます。
職員の配置については管理者などに質問をしてみましょう。
納得のいくまで説明をしてもらいましょう。
入居者が食べる食事の質もチェックしましょう。
食事は楽しみの一つです。
どんなメニューを出しているのか、味付け、工夫をしているのかなどを実際に体験入居で食べてみましょう。
食事に工夫を凝らしているホームもあります。
楽しみは食事だけではありません。
外出が難しい入居者にとってレクリエーションは大きな喜びと楽しみです。
どのくらいの頻度で、どんな内容のレクリエーションがあるのか、行事の内容はどんなものなのかも確認しましょう。
入居して寝かされているだけでは、体にも心にもよくありません。
費用についてのトラブルに合わないように気を付けましょう。
高すぎる費用、月額費用以外にかかる費用はいくらか、退去する場合にいくらかかるのかなどもしっかり調べましょう。
入居者が少ないという場合も注意が必要です。
費用が高い、質が悪い、職員が足りていないなどの問題点が考えられる場合があるからです。
入居者の意志ではなく、有料老人ホームの都合などで途中で出されてしまう事はないかという事はかなり重要です。
職員の入居者やその家族への対応の仕方、言葉遣いなどもよく見ましょう。パンフレットや短時間の見学ではわからないことも数多くありますので足を運ぶことが大切です。
医療サービスの有無、内容、夜間に具合が悪くなった時の対応等も重要です。
提携の医療機関があるのか、そこはどこの医療機関か、提携している医療機関の専門としている科はなにか、看護師は常駐しているのか、看護師が常駐しているのなら夜中も常駐しているのかなど細かく調べましょう。
入居者の健康状態に合ったホームを選ぶようにしましょう。
事業参入したばかりのホームは気を付けましょう。
有料老人ホームの運営会社の倒産や撤退も多くなっています。
入居してすぐに倒産や撤退という被害に遭わないように経営状態も確認が必要です。
ホームで受けられるサービス、それは有料なのか無料なのか、有料の場合は金額も事前に調べておきましょう。
そして、入居後に認知症になった時に出されてしまうという事でトラブルになることも少なくありません。
認知症になった場合についても話を聞いておきましょう。
気になったことはすべて聞く、調べる、確認するという事をしましょう。