有料老人ホームでは、お金を払っているだけあり様々な楽しみを手に入れることができます。
老人たちも、単にそこにいるだけならばこれといった楽しみはないのかもしれません。
ですが、やはりそこにいることで楽しみを得ることができるわけです。
具体的にどのような内容になっているかは老人ホームによって異なりますが多くの場合はレクリエーションと呼ばれるみんなで遊ぶものを主催しています。
どれぐらいの頻度で行っているかなども老人ホームによって異なりますが、通常の場合であれば1週間に数回と決められているのがポイントです。
そもそも、子供でもないのになぜわざわざレクリエーションをするのでしょうか。
実はレクリエーションをするのはしっかりとした理由があります。
一つは、孤独にならないことが重要な点です。
確かに老人ホームにはたくさんの人がいますが、それぞれが関わっていないとなかなか気持ちのつながりまで出てきません。
そのきっかけになるのが遊びになります。
個人的に遊ぶのではなく、集団で遊ぶことをすることで様々な喜怒哀楽を手に入れることができるでしょう。
その中で人間のつながりも同時に手に入れることが可能になります。
二つ目は、認知症を防止するためです。
すでに認知症になってしまっている場合は仕方がないかもしれませんが、そうでない場合には少しでも遊びで楽しむことで防ぐことが可能になります。
あまり喜怒哀楽がない場合は、特に気をつけなければなりませんが遊びをすることで様々な感情を揺さぶられます。
そのような感情を体験することで、少しずつ本来の自分を取り戻しつつ本当の喜びを分かち合うことができるでしょう。
人間は、喜怒哀楽の中で生活した方が確実に精神面では良いといえます。
このように考えると、老人ホームの中での遊びはとても重要といえます。
そうだとすれば、これから老人ホーム選びをする場合にはレクリエーションを一つの材料として見てみるのも悪くありません。
老人ホームではそのような楽しい遊びを作り上げて人々とのつながりを作り上げて活性化をすることをしています。
ですが、老人ホームによってはそこまで積極的に行っていないところも少なくありません。
もし、資料請求などをする機会があれば実際にどのようなレクリエーションをしているかを見せてもらう必要もあります。
また、最近は手品や知恵の輪あるいはトランプといったものを取り入れているところも少なくありません。
なぜかといえば、それらを取り入れることによってボケを防止することにつながるからです。
人間は、考えなくなった時に頭がぼけてきます。
ですが、楽しみながら考えることで次第に昔の記憶を思い出したり、忘れることが少なくなることは間違いありません。
ただし、あまり頻繁に行い過ぎても疲れてしまいますので、子供が遊ぶ場合とは異なり時間をかけてゆっくり行うべきです。
指導者も、そのことをよく理解したうえで取り組む必要があります。