
高齢化社会が進んでいる今、一昔前に比べて介護業界も変わりつつあります。
法律や手当に関してもそうですが、目に見えてその変化がわかるのが、老人ホームなどの介護施設です。
街を歩いていても、新設の老人ホームや施設が増え、その形態も様々な時代になりました。
デイケアサービスから老人ホームまで、利用者の自立度にあわせてサービスが提供されるので、利用者側の利用する施設やサービスの日数、時間等の選択肢も増えました。
そんな中で、自立度の高い利用者がデイサービスではなく、有料老人ホームを利用する場合に家族が懸念するのが、利用者の自立を損ねてしまうのではないかという問題であると思います。
そもそもそのようなケースでは、多くの利用者の入居待ち状態の施設では入居を出来ない場合も多く、施設の不足は現代の社会問題でもあります。
ほとんどの生活動作を自力で行えるという人でも、入居可能な有料老人ホームもあるので、本人の希望と環境を見て検討することが可能です。
そんな有料老人ホームでは、自由な生活を楽しみ、それを続けるための健康維持も可能になりますし、いざというときも安心の環境を提供してくれるのです。
とはいっても、過度なサービスやケアが入居者の自立度を下げてしまうようでは本末転倒になってしまいます。
有料老人ホームでの手厚い介護と自立援助の共存は実際問題とてもバランスが難しい問題でもあります。
とはいえ、さまざまな事情からデイサービスに通うという選択肢が選べず、有料老人ホームに入居せざるを得ないというケースも多々あるようです。
利用する前に、その有料老人ホームでの自立に対する考えはどのように行われているのかをしっかりと確認することが大切になってきます。
元気なうちから入居できる施設なら、環境に慣れた状態で予後を安心して過ごせますし、状態の悪い時に生活環境を変える事で、体調の変化、悪化や認知症を引き起こすリスクを減らすことが出来ます。
誰でも生活の環境が変わることは不安であり、疲労にもつながる事ですが、高齢になるとその状況が顕著に表面に現れやすくなるのです。
今は老人ホームでも、フロアごとに介護度を管理していて、食事の介助や食事内容などを変えている施設が多いので安心です。
スタッフも利用者の介護度にあわせて配置されるので、利用者側も家族の満足度も高い施設が多いようです。
利用者のQOLを第一に考えて、自由を奪わないで24時間見看る体勢を徹底している施設を選択することで、本人の力で生活することを支援しながら安心して過ごせる生活が実現できます。
レクリエーションや趣味などの娯楽に触れる事でも、日常的な刺激を受ける事が出来るので、そのようなサービスを積極的に行っている施設を選びましょう。
一人一人の介護度にあわせた支援で、個人の暮らしの自由を奪わず、プライベートも守られた共同生活を送れるようにサポートしてくれる老人ホームを選びましょう。