認知症予防のプログラムと実践方法

認知症は進行性の病気で一度発症すると治療する事はできません。

 

しかし、認知症になってから進行を遅くしたり、発症する前の予防をする事は可能です。

 

認知症プログラムと題して現在は多くの自治体や団体、市民グループ、ボランティア団体、介護施設などで取り入れています。

 

特に一律に決まったプログラムではなく、それぞれの組織や団体でオリジナルの方法を取り入れている所も多いです。

 

特に気軽に誰でも行けるサロンやカフェなどを利用されている方も多くいます。

 

プログラムの内容としての基本は運動と頭の体操がメインになります。

 

自宅で一人脳トレや運動を継続するのは大変根気が要りますが、それぞれの地域や環境で自分に合ったスタイルのプログラムを見つける事も可能です。

 

また同様の目的て集まって来る利用者も多いため、気が合う仲間や話し相手もでき小さなコミュニティを作る事もできます。

 

中には趣味の延長で料理教室やパソコン、写真、花、工作、旅行やパソコンと言った面白アイディアで迎え入れる自治体も最近は出てきています。

 

高齢者だけを対象にしている訳ではなく、中年の方や若年の方にも参加して頂きやすい取り組みになっています。

 

子供からお年寄りまで誰もが安心して受けれるサービスに参加する事により、心も身体もリフレッシュできます。

 

特に一人暮らし世帯などは外に出る事により、色んなものに触れ脳の刺激や活性化に繋がります。

 

また横の繋がりも出来るため、万が一の時の安否確認や見守り支援なども受ける事が可能で安心して生活できます。

 

その他に認知症に対する興味深いデータもあり、田舎暮らしの高齢者は毎日外に出て農作業を行い、帰りには近所で茶飲み話を毎日の日課にする事により、都会暮らしと比較すると認知症になる割合が少なくなります。

 

都会暮らしになると身体を動かす機会が減り、近所とのコミュニケーションも少ないので、認知症になる割合も高くなります。

 

プログラム支援の中には、運動や頭の体操以外で食事にも力を入れています。

 

食事は脳にとっても大事な栄養素であり、不規則な食生活により糖尿病や高血圧、心疾患を同時に招く恐れがあるので適切な食事量から栄養素まで考えて支援内容に取り入れています。

 

中に自炊が難しくなってきた利用者に対しては、宅配サービスの利用などの提案やアドバイスを受ける事もできます。

 

但し多くの中には無趣味でこの様なプログラムに参加したくない人もいるはずです。

 

その様な方は自宅で少しの時間でも良いので、軽いストレッチを実践したり脳に対しては日記を書く事で効果が出ます。

 

そして食事をする時は、時間をかけて食物をよく噛む事が栄養を吸収しやすく、脳の知覚や聴覚を活性化します。

 

今後は国の方針としても在宅ケアに力を入れており、福祉系の施設に関わらず在宅で気軽に参加し、いつまでも元気で暮らせる事を目的としています。

 

介護予防事業を柱に地域支援活動として今後も多く実践されていきます。

 

 

厚生労働省が打ち出した認知症を取り巻く社会について

認知症の人が利用することが出来る施設や老人ホーム

 

 

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