日々、生活をしていて、家族を養っている方もいるでしょう。
自分が子どものころは、親と実家暮らしで平和に暮していた方もいるかもしれません。
ですが、自分が成長し、大人になり、仕事をしてそして自分の家庭を築いている状態の時には、親もそれなりの年齢になっていることもあります。
高齢になると、体の機能の衰えなどから、自分だけでは生活ができない状況になることもあります。
また、近年では、少子高齢化などの問題などもよくニュースなどで取り上げられています。
そのようなニュースをみると、自分の親もいつかは、自分が面倒を見る必要がでてくるのだろうかと、自分の家庭を支えるだけでなく、親の面倒をみながら、仕事ができるだろうかと不安を感じる方もいるでしょう。
また、親の介護は義務なのだろうかとふと疑問に感じる方もいるでしょうが、基本的に直系の血族や兄弟姉妹などの場合には、扶養義務などが生じるため、親が生活が出来ない状態の場合、そして、その子どもに金銭的な余裕がある場合などは、扶養義務なども発生するということです。
自分の生活でも、金銭面的な問題だけでなく、仕事が忙しいなどさまざまな理由もあるでしょうが、それなりに生活が成り立っている場合には、親の面倒をしっかりと見る必要性もあります。
そのため、現状でまだ親が介護などが必要のない時点であっても、それを見越して貯金をしておくことや、また、自分の今の家庭にいる妻、子どもたちにも、それなりに話し合いなどをしておく必要があります。
また、自分に、兄弟姉妹がいる場合には、そちらともよく話し合いをしておき、親の介護が必要になった場合に、お互いにサポートしあって、介護をするということも大切です。
また、仕事などの関係上、どうしても親の介護が難しい場合には、現在やっている仕事を辞めて、介護をしながらできる仕事に切り替えていくか、または、介護施設などを利用してみること、それ以外にはホームヘルパーなどを利用してみることなど、さまざまな対策を考えていきましょう。
介護が必要になった時に考えればいいと先延ばしにしていると、いざ、親の介護が始まった時に心の準備などができておらず、あせってしまうこともあります。
できれば、親が元気なうちに、親ともよく話し合いをして、どのような状態で介護をしていくかなどを考えていきましょう。
また、周囲の身内などともいろいろと相談し、介護の状態が厳しい場合には、サポートをしてもらえるように頼んでおくことも必要です。
介護をするということは、それなりに大変なことも多いですが、それを支える人数が多ければ、それぞれにかかる負担というのもある程度軽減することになるでしょう。
自分だけではなく、兄弟姉妹、親戚、そして妻や自分の子ども達と共に、親の介護をしていくことが大切です。
いろいろな対策、そして話し合いを今の時点から行っておき、介護が始まる時に冷静に対処できるようにしておきましょう。