親の介護のために仕事を辞めてしまうと困ることがたくさんあります

日本は超高齢化社会に突入しているため、4人に1人の割合でいる高齢者を少ない若い世代が担う大変難しい状況に入っています。

 

このため親を介護したり介護施設に入所させたりする人たちが大変増えてきています。

 

現在、自分の親の介護をしていない人でも、いつ介護をしなければいけなくなるのか分かりません。

 

親が交通事故に合ってしまい、自分では生活ができなくなってしまったり、認知症になり物忘れが激しくなってしまったり、病気になってしまった時には、今までは介護の必要が無かった人でも、急に介護をする必要がでてくる可能性があるのです。

 

そして、親を介護している人たちの悩みには、現在、勤めている自分の仕事をどうするかです。

 

親の介護をする時は、朝から晩まで四六時中親に付き添っていなければ、しっかり親を介護することができないため、仕事を辞めてしまった人が増えています。

 

しかし、介護に専念するために勤めを辞めることは一つの理由になりますが、本当に辞めてしまって困ってしまう人もいます。

 

親を介護する場合、現在の勤め先はどうしていくべきなのかを見ていきます。

 

自分の親が交通事故や病気などによって介護が必要になってしまった時は、大切な自分の親なので家族で介護をやろうとしますが、家族一人ひとりにも、それぞれに仕事や育児やなどがあり、そこに介護というものが入ってきてしまった場合、仕事とのバランスが大きく変化してきてしまいます。

 

このような時には、勤めることを辞めてしまい親の介護に専念していこうと考える人が多くいます。

 

ただ、この時に気を付けなければいけないことは、介護のために勤め先を辞めてしまったら経済的に生活がどうなるのかです。

 

勤め先を辞めてしまっても経済的に余裕のある家庭ならば、介護に専念するために勤めることを辞め、しっかり親を介護することをおすすめします。

 

しかし、介護のために離職してしまった人の収入を見ていくと、辞める前の収入と比較して男性では6割、女性では半分の収入しか確保できていません。

 

親を介護するために離職してしまうと、これだけの収入で家族全員の生活費用と、親の介護費用の両方を賄わなければならず、経済的に大変困ってしまう可能性があります。

 

また、収入は減ってしまいますが、親の介護のために家を改修したり、デイサービスなどを利用する費用が必要になるため、今まで以上に出費が増えてしまいます。

 

また、離職してから経済的に困ってしまい、再就職先をさがしても、介護をしながらできるものを探すことは大変難しいものになってしまいます。

 

親を介護するために仕事を辞めてしまうと、このように困ってしまうことがたくさんあるので、離職せず両立していくことをおすすめします。

 

まず、勤め先に介護が必要になったことを相談すると、介護を理由に解雇してはいけないと法律でも決められているので、介護休業や勤務時間を減らしたり、残業などを考慮してくれます。

 

親の介護のために仕事を辞めてしまうと経済的にも困ることが多いので、離職せずにデイサービスや介護のプロの力を借りながら介護をすることをおすすめします。

 

 

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