老人ホーム見学のチェックポイント:実際の入居をイメージして見学する

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希望する条件に合致する介護施設が見つかり次第、以下の4点を踏まえて、まずは見学してみましょう。

 

駅からの距離を体感したり、周辺を散策したりしながら、スタッフや入居者と話し、入居生活を想像してみましょう。

 

その際、事前の予約を取ることが、施設への気配りとして大切です。

 

施設が案内人を手配するため、ある程度予約の日程に余裕を持たせる方がよいでしょう。

 

入居時の生活に合わせた質問等、気になることがあれば、見学の際に案内スタッフにたずねることをオススメします。

 

立地・設備

 

駅から老人ホームまでの距離や、交通機関の利用状況、道路の混み具合、坂道があるかどうか、など、所要時間も含めて、確かめてみましょう。

 

実際に、交通機関を利用したり、駅から歩いたりする際に、危険な場所や、事故が多い地点を意識しながら、老人ホームまでの道のりを確認することが大切です。

 

アクセスするのに便利なことは、家族にとってもありがたいことです。その点も踏まえて、チェックしましょう。

 

また、老人ホームの設備にも目を向けましょう。

 

共有スペースの広さ、部屋の面積、トイレの場所や個数、エレベーターの台数、廊下など通路の幅、間取りなどをチェックするだけでなく、清掃状況・衛生環境、バリアフリーに対する工夫なども確実に見学しておきましょう。

 

その際、実際に入居することをイメージして、細部まで見学しましょう。

 

施設の方々に迷惑をかけない程度で、メモ等を取ることも大切な心構えです。

 

車いすや歩行器等を利用する方は、それらを利用する際に、不具合・不便がないことも併せて確認しましょう。

 

わからないことがあれば、すぐに施設スタッフの方に質問をすることが大切です。

 

食事・サービス

 

食事・サービスは、できる限り、入居している方々と同じ条件のもとで体験してください。

 

実際に体験することによって、人によって様々な感情が生まれ、これらは、入居後の生活の満足度に大きく影響を与えます。

 

買い物を代行してくれるサービス、掃除や洗濯の回数・環境、食事・排泄の介護方法、提供される食事の味や相性、種類などは、施設によって様々はバリエーションがあります。

 

また、栄養士が高齢者に配慮した献立を意識的に作成して、実際に食事を提供しているかどうかも、重要なチェックポイントです。

 

さらに、治療食・介護職を提供することができるかどうか、また個別注文への対応状況も施設によって違っています。

 

これらを踏まえると、やはり本人にとって、食事・サービスの相性が合う施設を探すことが大切でしょう。

 

入居者・スタッフ

 

住居環境に関して、確認事項を済ませたら、入居者や施設スタッフのことも確認しましょう。

 

やはり住居環境が整っている施設は、入居者の関係性のみならず、施設スタッフの関係も良好で、なにより施設全体としての雰囲気が良い傾向にあります。

 

そのため、施設の雰囲気が良いかどうかを確認することで、同時に施設全体の状況を的確につかむことができます。

 

入居者の負担にならないよう、施設のことを聞いたり、施設スタッフに案内してもらったりすることで、施設の雰囲気がわかるはずです。

 

その際、施設の方々への気配りや気遣いを忘れないようにしましょう。

 

また、トラブルが起こった際に、その対処をどのように行っているかが気になる方は、入居者と施設の意見交換会として開催している運営懇談会の頻度や、退居者の前例をチェックすることも重要です。

 

良い情報だけでなく、悪い情報も含めて開示している施設が、真に入居者のことを考えていると言えるでしょう。

 

入居者とスタッフの仲の良さだけでなく、このような点も確認しておくことが大切です。

 

入居費用

 

入居時の契約・費用等は、インターネットや広告だけでは、不十分なこともあると思います。

 

その点を確認することも、見学のチェックポイントとして重要な項目です。

 

契約方式を確認し、月額費用(管理費・基本サービス費・食費など)や、一時入居金、要介護認定のレベルによって異なる介護保険の自己負担額等もチェックしておきましょう。

 

そして、特に注意すべきポイントは、入居一時金の償却方式と別途費用の内訳が挙げられます。

 

これは施設ごとに異なっているため、実際に見学する際に、直接施設側に質問することを特にオススメします。

 

予約をとる際に、入居費用についてもお聞きしたい、という趣旨を明確にして、確実に施設側に伝えることが重要です。

 

 

以上の4点を確認したあとは、実際に体験入居をしてみることも考えていきましょう。

 

その老人ホームに入居することをイメージして見学した際の情報が、本人にとってはどのように感じられるのか、ということは、やはり家族に安心感をもたらします。

 

このような点で、体験入居を考えることは、老人ホーム選びにとって、大切な行動になるでしょう。

 

そのため、老人ホームを見学する際には、体験入居の費用や日数なども併せて確認し、資料なども可能な限り、入手しておきましょう。

 

有料老人ホームに家族で見学に行く

 

 

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