家族を介護する心理的な変化

 

 

家族というのは、どんな時も支えあって生きて行くことが望まれますね。

 

その時、考えではそのことがわかっていてもどうしようもなく辛くなることがあります。

 

私も父親の介護を通して、いろいろな精神的な変化がありました。

 

その変化はいいこともあったし辛いこともあります。

 

私が父親を自宅で介護する中で、どんな心理的な変化があったのかご紹介します。

 

父親は認知症

 

私の父親は、軽い認知症と診断をされました。

 

軽い認知症なのでそんなに大したことはないと思っていたのです。

 

そのことは、よくあることで年を取ると誰でもあることなので大丈夫と思っていたのです。

 

ところがやっぱりしっかりしていた父親が頼りなくなるのは家族にとってはとても辛いことです。

 

最初はこんなこともできなくなったのかと思ったことがありました。それは簡単なことなのです。

 

しかし頭では理解していても動くことができない、自分ができないので感情を顕にしてしまうことがあったんですね。

 

そしてその父親を受け入れるのに、かなり時間がかかりました。

 

どうしてこんなことになるのかと、認知症について理解できないこともあったのです。

 

介護をしたことがある人なら、理解できると思います。

 

しかし私と母親の場合は初めての介護だったので、心がなかなかついて行きませんでしした。

 

自分のストレスを解消した

 

介護というのは、自分で気づかないうちにどんどんストレスを溜めてしまうことがあります。

 

ちょっとしたことでも、イライラすることがありました。

 

そんなことを怒るなんて、信じられないと自分で自分のことがわからないと思ったこともあります。

 

そのようなストレスをためてしまうと、家族に当たる事があるんですね。

 

そのことから、これではいけないと思うようになったのです。

 

自分のストレスをなんとかしないと、父親だけではなく母親まで当たってしまうと感じました。

 

そこで自分のストレス解消をすることにしました。

 

ずっと家にいるとストレスがいっぱいになるので1週間に1回は外出をすることにしています。

 

それは買い物ではなく、友人に介護のスゴさを話すのです。友人に話すことにより、かなり気持ちが楽になります。

 

そしてその友人も介護をしている人がいるので、相互に理解することができるんですね。

 

そのように理解してもらえる人と、いつでもあって話をすることができるのはとても大切なことだと感じました。

 

それがないと、とんでもないことになっていたのではないかと自分で恐ろしさを感じることもあります。

 

母親のサポートをする

 

私の立場は、父親の介護だけではありません。

 

それは母親のサポートをすることも私の役目です。

 

幸い母は、一人でなんでもできるので介護が必要ということはありませんでした。

 

しかし精神的にやっぱり、崩れてしまうことがあるんですね。

 

そのときは、その気持ちを受け止めることが重要と思っています。

 

母親も私と同じように、友人に話をしたりすることがあったようですがやっぱり一番身近で介護をしている立場として、やりきれない気持ちがあったのです。

 

その時に、理解をしてあげることが大事と感じました。

 

しかし最初は、そんな気持ちの余裕がないので全くできませんでした。

 

そのため、ぶつかり合うこともあったのです。少しづつ理解できるようになり、お互いに支え合う気持ちになったのです。

 

まとめ

 

 

私の場合は、父親の介護を通して幸せとはどんなことなのかなどまで考えるようになりました。

 

家族がいざという時に、支え合い助け合うことが大事ということです。

 

そしてそれは、いきなりは無理です。

 

少しづつ助け合う気持ちに移行させることができます。

 

その時まで、苦しみながらなんとかなるのだと思っています。

 

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