有料老人ホームとは読んで字の如く有料で入れるようになっている老人ホームのことを指します。
料金は高いものから安いものまで色々と存在しており、高額な有料老人ホームは清潔でサービス面も行き届いているとして入居率が高いといった傾向があるのが特徴です。
自分で身の回りの世話をするのが難しくなってきた高齢者や、家族からの介護が受けられない独居老人などを中心に人気があるのが高額な老人ホームとなっているのです。
全ての高額な施設に居るわけではありませんが、有料老人ホームの中には看護師が常駐しているようなところもあります。
入居者の体調に何らかの異変が生じたとしても施設のスタッフだけでは対応できないようなケースも多いので、医師とまではいわないものの看護師が常に駆けつけてくれるというだけで入居している本人だけでなくその家族まで安心できるといった点が魅力です。
看護資格は国家試験を突破しなければ得られない難しい資格になっていることから、年齢が若かったとしても有資格者であるだけで十分に頼れる看護師だと言えます。
そのような理由から40代50代の年齢を重ねた方だけでなく、20代後半のような比較的若い看護師の方も有料老人ホームに勤務していることが多いのです。若い方が体力があるため雇い入れる側としても積極的に雇用したいと考えているというのも背景にあります。
別に隠しているわけではありませんが、父親も有料老人ホームに7年ほど前から入っています。
東日本大震災の影響で母親が亡くなってしまい、身の回りの世話を父一人で行うのが難しくなったのと母の死が父の心理に多大なマイナス方面の影響を与えてしまったというのが入居の理由だったと言えるでしょう。
僕は離れた場所で過ごしているので頻繁に親に会いに行くことが出来ないので、老人介護の専門家がいる施設に父を預けておけるというだけで非常に強い安心感が得られたことを今でも鮮明に覚えています。
施設や運営会社にもよるのでしょうが、父が入居している有料老人ホームは清潔で料理が健康的なだけでなく非常にユーモアに溢れているので笑いが絶えないというのが特徴です。
日中であれば入居者が自由に使えるようになっているゲームコーナーが存在しており、ゲームセンターに置かれているような大きな筐体がいくつもあるので最初は驚きました。
リズムゲームやクイズゲームなどが高齢者の脳の活発化やリハビリなどに適していることから導入していると説明されましたが、それより新しい機械に馴染むのが苦手な人が多いはずの高齢者がみんな笑顔で積極的にゲームを楽しんでいる様に衝撃を受けたと言えるでしょう。
父も今では太鼓をモチーフにした筐体を満足気に叩いています。
またこの施設には看護師さんが夜の10時まで在住しているため、もしも日中に親が体調不良になったとしても適切な対処をしてもらえそうだと安心の度合いが強いとも感じています。