有料老人ホームの個室に夫婦入居する場合の注意点とは

夫婦のどちらかがある程度の年齢になっていて日ごろの生活に不便を感じるようになると、パートナーも近い年齢でケアが必要なケースが多くなっています。

 

子供などの身内にお世話になるという選択肢がない場合には有料老人ホームに入居するというのが現実的な選択となり、夫婦入居を受け付けてくれるところを探さなければなりません。

 

よく勘違いされてしまうのが、希望すればどこでも夫婦入居を受け付けているのではないかという点ですが、全ての高齢者施設で受け入れているわけではないことを覚えておきましょう。

 

有料老人ホームにも住宅型、介護付き、健康型などがあり、どのタイプであっても夫婦で入居できる施設があります。

 

施設側が受けて入れている場合には、個室を希望するのならその旨を伝えて空きがあるかを確認する必要があります。

 

空きがあれば準備が整い次第入居することができますが、この時に気をつけなければならないのが予算であり、かなり高額なところもありますので予算内に収まっているのか、きちんと支払うことはできるのかを確認することが大切です。

 

特に個室は非常に高いことが多いので、予定していたよりも費用がかかることに気付くことがあります。入居時にかかる費用のほかにも定期的にかかるお金がありますので、入居後のプランもしっかりと立てましょう。

 

また、2人とも入居条件を満たしていることも確認すべきポイントです。

 

条件としてあげられているのは年齢や要介護度などが主であり、今現在の健康状態によっては片方だけが断られてしまうこともあります。

 

その場合は夫婦入居がかなわなくなりますので、別の施設を探すしかありません。

 

無事に入居時の条件をクリアできていたとしても、どちらかが要介護度が高くなってしまった場合には同部屋での入居ができなくなるケースもあり、その際にどのような対応が取られるのかも気になるところです。

 

こういった施設では同じような例を扱っていて既に取り扱い方については決まっていると思いますので、事前にスタッフに確認しておくことが大切です。

 

有料老人ホームの数は全国にかなり増えていますが、夫婦入居を希望するとなると探すのが大変ですので、余裕を持って探しておくことも忘れてはいけません。

 

入りたいと思った時点では空きが無い可能性もありますので、早めに資料請求をして目星をつけておくことをおすすめします。

 

ちなみに、介護付きの有料老人ホームは全国に2000件近くありますが、その中で夫婦部屋が用意されているのは4分の1強という程度であり、住宅型有料老人ホームになると150件程度しかありません。

 

この数を見れば分かりますが、用意が遅れると入居できない可能性が高くなりますので、個室で夫婦入居ができる施設を探すのは早めが良さそうです。

 

調べてみて気になる施設が見つかったら、すぐに入居するのではなくても問い合わせをしておくのも良い方法であり、時間を見つけて実際に話を聞きに行きましょう。

 

親の介護が必要になった時には相談を

 

 

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