腰痛と膝の痛みがしだいにひどくなってきた80代前半の母は、介護認定の審査の結果要支援1と認定され、ケアマネジャーさんが勧めてくれたデイサービスセンターに週一度通うことになりました。
母がデイサービスに通うことになって用意したものや、デイサービスに行くようになった母の様子を紹介したいと思います。
デイサービスに行くために用意したもの
母がデイサービスに通うために用意したのは、上履きとバスタオルにフェイスタオル、物が出し入れしやすいトートバックです。
上履きはスリッパではなく、底が滑らない歩きやすい室内履きを用意するようにと説明書に書いてあったので、母のサイズに合わせてインターネットの介護用品専門店で購入をしました。
デイサービスでは午前中に入浴をするので、入浴のためのタオルや着替えが必要になります。
ちょうどいい機会だと思い、母のショーツや肌着なども綿100%の肌触りの良いものをまとめて買いました。
濡れたものを入れる大きめのスーパーの袋と、昼食後に飲む薬が入ったポーチも忘れないようにトートバックに入れておかなくてはなりません。
「知らん人ばっかりやし、仲良くしてもらえるやろうか。温泉に入れるのは、うれしいんやけどな。」と初めてデイサービスに出かける前日の母は、かなり緊張した表情でした。
温泉が引かれている大きな湯船のあるお風呂に惹かれてデイサービスを選んだ母は、やはり入浴が楽しみな様子です。
腰やひざの痛みがひどくなる以前には、母は私たち家族とドライブがてらよく温泉に出かけていました。
けれども痛みが悪化してきてからは、濡れていてすべりやすい場所が多い温泉で母が滑って転び怪我をするのが心配で、出かける機会がめっきりと減ってきていたのです。
デイサービスでプロの介護の方がついて、痛む箇所が多い母を温泉に入れてもらえるのは、本当にありがたいとこだと思いました。
デイサービスの初日を終えて帰ってきた母
デイサービスの送迎バスで母が帰ってきたのは、午後4時すぎでした。
朝9時頃にお迎えの軽自動車が来てくれたので、母は昼間の約7時間をデイサービスで過ごしたことになります。
「お母さん、どうだった?」と私は聞くと母は、「やっぱり広い温泉につかるのはええねえ。ごはんも柔らかいものばかりで食べやすかったし、皆で歌を歌ったり体操をしたりしたんよ。」と1日の様子をうれしそうに話してくれました。
デイケアには看護師さんが常駐していて熱や血圧を測って健康状態をチェックしてくれるので、血圧が高めの母も安心して入浴ができたようです。
お風呂に入る時も優しいスタッフさんが手を引いて、支えながらゆっくりと歩いてくれるので安心できたと、母はよろこんでいました。
親切な女性のスタッフさんが母の服の脱ぎ着まで手を貸してくれ、スポンジで背中を流し髪もドライヤーで乾かしてくれたそうで、「風呂上りには冷たいお茶まで出してくれて、極楽やったよ。」と母はとても幸せそうでした。
家のお風呂で腰や膝が痛む母の入浴を介助しているうちに、私自身がぎっくり腰になってしまったので、スタッフの皆さんに心から感謝しました。
母はカラオケで大好きな美空ひばりさんの歌を歌ったり、座ったままで軽い体操もしたようです。
楽しく1日を過ごすことができて本当によかったと私も安堵しました。
費用の負担が少なく楽しく過ごせるデイサービス
母は週に1度送迎つきでデイケアに通っていますが、入浴をして昼食を食べいろいろなリクリエーションを楽しんで、1カ月の費用は2500円かかりません。
食費は1日に550円必要ですが、ごはんに煮魚、野菜のおひたしやおつゆ、果物までついている上におやつまでいただけるそうなので、手ごろなお値段で利用できてとても助かっています。