介護5寝たきりばあちゃんの介護日記

介護5のばあちゃんの自宅介護がはじまってから、早いもので六年目、それまでは、年のわりには元気で、同じように自宅で寝たきりだったじいちゃんの介護をだいたいばあちゃんと、孫の私の二人で行ってました。

 

じいちゃんが亡くなってから、突然、腰が痛い動けないといったのが、最初。

 

動けないばあちゃんを、なんとか整形につれていき、レントゲンをとったら、圧迫骨折てことでした。

 

圧迫骨折っていうのは、特に、こけた、などの衝撃があってなるものではないようです。

 

なにもないけど、急に腰が痛い、動けない。

 

一度、受診してからは、往診に来てもらうことにしました。

 

往診にきてもらっても、痛み止の注射と骨が強くなるお薬が出されるだけで、すぐ治るわけではありません。

 

数週間たち、やっと動けると思ったらまた、数週間後には、痛くて動けない。

 

腰の圧迫骨折は、繰り返されました。そんな中、今度は脳梗塞になってしまいます。

 

脳梗塞と腰の圧迫骨折のため、寝たきりの上に幻覚や幻聴が聞こえだし、とうとう、寝たきりのばあちゃんができあがりとなりました。

 

介護認定を受け、ベッドや車イスを借りたり、デイに通ったりショートに泊まったり、介護サービスをフル活用です。

 

それでも、朝や夕方の毎日のオムツ交換、食事もすべて介助が必要な状態です。

 

認知症は・・・ばりばり!あります。

 

食べたあとには、腹減ったー、なんかくわせろー。痴漢がきたー。泥棒にとられたー。わー。わー。叫んでいます。

 

しかし、そればかりではありません。

 

主に介護にあたっている、母や孫の私のことはよくわかっています。感謝の言葉も言ってくれます。

 

最近の日々は週二回は家にいますが他はデイかショートに泊まっています。

 

家にいる時は往診の先生か、リハビリか、看護師がきています。

 

体調は、内蔵は元気なようですが、実は褥瘡をつくってしまい、その治療に一年が過ぎるところです。

 

年齢は89歳になりました。ごはんをもりもり食べるので、まだまだ、長生きしてくれそうです。

 

十分施設に入所させてもいいかと思われる状態ですが、在宅介護にこだわるのは、自分が介護の仕事についてるからだと思います。

 

私は20代から介護の仕事についてました。老人ホームや在宅に行くヘルパーなどで働き、今は自宅でケアプランセンターを経営しています。

 

ケアプランセンターとは、介護サービスを紹介したり、点数計算したり、介護相談が仕事です。

 

なので、介護のプロといえば、そうなるのかもしれませんが、そんな私でも、やはり、自分のばあちゃんの在宅介護となれば、話はまた違うようで、仕事先では笑って対応、これが認知症の症状です。

 

と説明できるのですが、自分のばあちゃんに、毒をいれられた、だまされた、うそつきだと言われると、ムカムカしてしまう自分がいます。

 

また、介護の仕事にばかりついてましたので、自分の回りも介護職の方が多くなり、全く介護の初心者になる母の態度にはいつも、腹をたて、喧嘩になってしまいます。

 

例えば、幻覚が見えてるばあちゃんが、泥棒がたくさんならんで前にたってるーと騒いでいたら、私は、適当に、帰ってもらったよー、もういないよー。まだ、いてる?警察よぶ?と聞き返すのですが、母は真っ向から、そんな人はどこにもいない、ボケたんか!?施設にはいるか!?となるのです。

 

それに対して、本気で怒る私、喧嘩になる親子。

 

そんなことが、繰り返され、最近はもう、頭で怒り、口にはださず、喧嘩にならなくなりました。

 

もう、ばあちゃんも90近く、母も70私も40、皆がいい形で介護にあたらないと、とてもとても在宅介護は無理でしょう。適当適当が必要です。

 

 

在宅介護での時間的負担の現実

 

 

コメントを残す