父が脳の手術をした後に介護が必要になりました

昨年の2月に父親が脳の病気になりました。病名は(こうがしゅ)という、とても脳の病気の中でも進みが早いものだと言われたので、診断から約2週間と少しで手術をする事になりました。

 

医師の説明では術後1カ月半から放射線の治療が始まるので、退院するまでは約3~4ヶ月間かかると言われていました。

 

うちは母親の方が父よりも少し年齢が上の70歳なのですが、遠方に暮らしている私はちょくちょく病院へは行けないので、入院生活は病院の世話になりながら、母には頑張ってもらいました。

 

術後の経過も何とか良い状態に治療等でもっていっていただき、予定の約4ヶ月の入院生活も終えて、いよいよ退院になりました。

 

入院中に市から介護認定をしてくれる方がきていたので、2級の認定はされていましが、暫くは自宅での介護が必要になったので、私は実家に住む形になりました。

 

退院後は左半身があまり自由が効かない状態が残っていましたし、立ち上がるも事も人の手を借りるか、杖が必要になりましたので、最初はトイレのことが本当に一苦労でした。

 

私も母も勿論それまでは介護経験が無いので、トイレへ連れて行くことに関しては、慣れるまでに随分時間がかかりましたし、最初父は粗相をする事も多かったです。

 

リハビリに関しては週に2度程理学療法士の先生が来てくれることと、2日間は朝~夕方まで介護センターで過ごさせていただけるので、正直その二日間がやすらぎの時間となりましたが、私が週に2日は自宅へ帰って家事などをまとめてしていたので、本当に昨年は6月末から~年末まで大変忙しい時間が続きました。

 

また最初は母と協力してやとうと思っていた介護も、段々と三人共が(介護されている父、介護している母と私)ストレスでイライラする事もありました。

 

同じ事の繰り返しの日々と、後遺症の影響で言葉に詰まる父との間で意志の疎通が上手くいかなくて、険悪な状態にも何度もなりました。

 

また介護やリハビリをしてくださる方の前では父が良いところを見せようとするのからか?他人がお帰りになると、一気に母に当ったりするので、それを見ているのも嫌でしたし、途中はリハビリがなかなか進まない点でもかなり険悪な状態になりました。

 

また、若い方のリハビリを介護しているのではなくて、この先の復帰は本当に見込めるのか?などの不安感もどんどん増していきましたし、母親も元気とは言え、老人が老人を介護している状態でしたので、40代の私がとにかくしっかりしなくてはいけないと感じるとプレッシャーでした。

 

なんせ、子供が私一人しかいない事も、かなりのプレッシャーになりました。もしこのまま母まで体調が悪くなったら、どうなるのだろう?と、思いました。

 

そして昨年末で、介護の等級が下がったことで、昨年よりも自分たちでやる負担は大きくなりました。

 

お金に関しては、切羽詰まった状態ではない事がまだ救いですが、まだ父親の介護生活は少しかかると思うので、甘やかしすぎず、自分で出来る事はどんどんしてもらいながら、助けられるところは手を貸して、母と2人で何とか頑張るしかないと言うのが現状です。

 

またこの先のことを思うと、このまま在宅介護で大丈夫なのかな?とか、介護をしてくれるところを探す方向で考えれば良いのか?何せはじめての介護なので分からないことばかりです。

 

最近は、友人や知人で介護を長年している人に知恵を借りたり、色々と分からない事は聞く様にしておりますが、両親も私も日々年齢を増すばかりなので、色々と先の事を思うと不安はつきません。

 

しかし、今は父の復帰を願って、母と2人介護をしていくしか道がないと思っているので、プラス思考になり、何とか介護を続けたいと思っております。

 

 

在宅介護での精神的負担の現実

 

 

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