在宅介護と施設入居における介護費用の内訳

一般的に言って介護は、自宅で行なう在宅介護と、老人ホームなどの介護施設を利用して行なう介護との二種類に分類することができます。

 

そのため、一言で介護費用と言っても、在宅介護を選ぶか施設利用を選ぶかで、かかる費用は大きく異なってくると言ってよいでしょう。

 

当然のことながら、それに伴って費用の内訳も変わってくると言えます。

 

では、在宅介護を選択する場合、そこで必要とされる介護費用の内訳は一体どのようになっているのでしょうか。

 

もちろん費用の金額は、利用者の介護度によって大いに違ってくるものです。

 

しかし、基本的にかかる介護費用という点で考えるなら、まず基本の介護サービス費に加えて、介護用品にかかる費用や医療費、さらには税金や保険料などに分けることができます。

 

ここで言う介護用品の中には、おむつやパッド類のほかにも、介護食や配食サービスにかかる費用などが含まれています。

 

また在宅介護では利用者の状態に応じて、車椅子やポータブルトイレ、さらには簡易浴槽や入浴補助用具といった福祉用具を購入するための費用が必要となります。

 

福祉用具の中にはレンタルできるものもあれば、レンタルできず自分で購入しなければならないものもあります。

 

場合によっては、利用者にとってより一層生活しやすい場所となるよう、自宅をリフォームしなければならないかもしれず、そのための費用が必要になることもあるでしょう。

 

例えば、手すりを取り付けたり扉を取り替えたりするための費用、または段差を解消したり床を貼り替えるといった改修工事が必要になることもあります。

 

さらに、介護の別の形態である介護施設の利用に関して言えば、かかる費用の金額は利用する介護施設の種類によって大きく異なってくるものです。

 

例えば、入居型の施設として高い人気を誇る特別養護老人ホームの場合、必要な介護費用の内訳は、基本的に言って以下の通りです。

 

施設サービス費、部屋代、食費、そして理美容代や歯ブラシなどにかかる日常生活費です。

 

それに対して、民間の介護付き有料老人ホームを利用する場合はどうでしょうか。

 

その場合、立地条件や施設に備わっている設備などによって施設使用料に大きな違いが生じます。

 

このような介護費用の内訳に含められるものとしては、入居時の一時金を挙げることができます。

 

しかし施設によって、この入居時の一時金が必要な所もあれば不要な所もあるため、前もって調べておくことができるでしょう。

 

有料老人ホームの利用で発生する費用

 

 

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